プロパティ


目次


1.プロパティとは

 プロパティとは、ユーザーやグループといったディレクトリ上で管理される対象(=オブジェクト)に属する情報(=プロパティ)を参照するための画面です。プロパティとはオブジェクトを表す属性値の集合です。例えば、aizawaというユーザを例に取れば、「相澤正」という名前や「第一営業部」という部署、「係長」という役職、「03-1234-5678」という電話番号等といった情報は、オブジェクトを表す属性値なのでプロパティと言えます。

2.画面構成

(1)ツールバー

操作に必要なボタンはすべて画面上部のツールバーに集めています。各ボタンはプロパティが起動した状況や操作の結果によって、表示する数や表示形式が変わります。また各ボタンはマウスボインタをボタン上に重ねるとボタン状に浮き上がり、マウスポインタをボタンから離すと元に戻ります。



名称 動作
「閉じる」ボタン プロパティを閉じます。
操作 「操作」ボタン 「操作」メニューを開きます。プロパティを起動した状況によって、選択可能なメニューが変わります。
また、システム管理者の設定により表示されない場合があります。
連携する機能 動作
Webメール送信 新規のWebメール送信画面を別ウィンドウで開き、宛先に設定します。
 
注意 プロパティ画面にメールアドレス属性が表示されていない場合
    システム管理者の設定により、プロパティ画面にメールアドレス属性が表示されない場合があります。
この場合はメール送信画面を起動しても宛先に設定されません。
メッセージ送信 新規のメッセージ送信画面を別ウインドウで開き、宛先に設定します。
スケジューラ プロパティを表示しているユーザーのスケジューラを別ウインドウで開きます。
行動予定表 プロパティを表示しているユーザーの行動予定表を別ウインドウで開きます。
プライベートグループへ追加 プライベートグループへの追加ダイアログを開きます。


オブジェクトのクラスと、連携可能な機能との関係は以下の通りです。連携できない機能はDisable表示となり、選択できません。

連携する機能 \ クラス ユーザー グループ 連絡先 外部メールアドレス クエリ ベース配布グループ(Exchange連携ありの場合のみ) プライベートグループ プライベートアドレス 組織単位 その他
Webメール送信 × × × ×
メッセージ送信 × × × × × × ×
スケジューラ パーソナルスケジューラ × × × × × × × ×
グループスケジューラ × × × × ×
行動予定表 × × × ×
プライベートグループへ追加 × × ×
「ヘルプ」ボタン ヘルプ画面を開きます。


(2)表示部

クラスアイコンとは、オブジェクトのクラス(種別)を表すアイコンで、ツールバーの左下に表示します。クラスアイコンと一緒にオブジェクトのフルネームも表示します。
表示するクラスアイコンと対応するクラスは以下の通りです。

クラスアイコン クラス

ユーザ

グループ
連絡先
外部メールアドレス
ドメイン
組織単位
コンテナ
プライベートグループ
アクセス権用
プライベートアドレス
共有アドレス


タブとは関連する複数の情報をまとめ表示するための表示形式です。プロパティダイアログでもタブに名前を付け、関連するプロパティをまとめてあります。タブをクリックすることで、そのタブにまとめられたプロパティを参照できます。クリックされたタブは前面に表示され、それまで表示していたタブは後ろに表示します。

3.操作方法

プロパティの変更

  1. 変更したい項目のテキストボックスをクリックして編集モードにします。なお、このとき編集できない項目はDisable状態として表示されます。




  2. 項目内容を入力し、マウス操作で他の領域をクリックして、編集モードを抜けます。
  3. 「保存」ボタンをクリックして変更内容を保存します。