アドレス帳のURL詳細


 アドレス帳は、ユーザー/グループ/組織などを階層構造で一覧表示する機能です。強力な検索機能も備え、プロパティと組み合わせることにより単なるユーザー選択だけではなく社員簿などとしても利用できます。

 以下、ダイジェストで使用するクエリ文字列について解説します。

基本URL
http://server/vdir/directory/
変数 maxselection
機能 選択できるメンバーの上限値を指定します。
数値。特に指定しない場合は、300人が上限です。
http://server/vdir/directory/?maxselection=100
変数 classfilter
機能 表示するメンバーの種類を指定します。
1・・・ユーザー
2・・・グループ
4・・・連絡先(ディレクトリの「連絡先」です。Exchangeサーバーの「連絡先」ではありません。)
8・・・プライベートグループに登録した外部メールアドレス

上記値の論理和を指定します。特に指定しない場合は、全ての種類を表示します。

「ユーザー」と「ActiveDirectory 連絡先」を表示する場合
http://server/vdir/directory/?classfilter=5
変数 mailer
機能 メール送信メッセージ送信メニューのクリックによって起動するメールアプリケーションを指定します。指定しない場合、あるいは正しい数値を指定していない場合は、0(『eValue NS』のメッセージアプリケーション)を指定したものとみなします。
0・・・『eValue NS』のメッセージアプリケーション
1・・・Outlook Web Access(OWA)
2・・・RFC2368準拠のメールアプリケーション
3・・・Outlook(2000/2002/2003/2007)

補足 1を指定した場合
1はエンタープライズモデルにおいて有効な値です。Exchangeサーバーがインストールされていない動作環境では、メール送信ボタンは表示されません。
補足 2,3を指定した場合
2と3は共にデフォルトのメールアプリケーションを起動するURLの構成が異なるだけなので、起動するデフォルトメールアプリケーションの指定を行っておいて下さい。
 
http://server/vdir/directory/?mailer=2
変数 nofocus
機能 アドレス帳にフォーカスを合わせないようにします。
アドレス帳をダイジェストに配置し、自動更新を行う設定にしている場合に、最小化していたウィンドウが開くのを防ぎます。
true ・・・ フォーカスを合わせない
(クエリの値に使用できる任意の文字で本機能は有効になります。フォーカスを合わせるようにするには、focusクエリの指定を外してください。)
アドレス帳にフォーカスを合わせない例
http://server/vdir/directory/?nofocus=true